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12月のスタッフ・オススメ本!

街はクリスマス・イルミネーションでキラキラですね☆
いろんなツリーをみるのも楽しいです。
WCKのサイトも、10日間、クリスマスバージョンです!

さて、12月のオススメ本です。

ドキュメント高校中退―いま、貧困がうまれる場所 (ちくま新書 809)

青砥 恭 / 筑摩書房

毎年、十万人近い高校生が中退している。彼らの多くは貧しい家庭に育ち、まともに勉強する機会など与えられず、とりあえず底辺校に入学し、やめていく。若者の貧困、社会的排除は、社会全体を衰弱させる。高校中退はすでに教育問題ではなく我々の社会が抱える最大の社会政策課題の一つになっていると考えなければならない、と著者は主張する。
そして「貧しいとは選べないことなんです」ー母子家庭の母親の言葉として紹介されている。
「選択可能性の確保」は男女共同参画推進にとっても基本課題のひとつであるが、その経済的要件の重要性を改めて再確認できる本である。


動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか

福岡伸一 / 木楽舎

生命というものは常に流れ、絶妙のバランスをもって保たれているという。
変化は今一瞬に私の身体の中で起きている。一瞬一瞬が「同じ私」ではないのだとわかる。



精霊の守り人 (新潮文庫)

上橋 菜穂子 / 新潮社

精霊の守り人シリーズ
NHKのアニメでも放映されているファンタジー小説。
著者はオーストラリアの先住民アボリジニを研究している文化人類学者でもある。
用心棒バルサと少年チャグムの交流、とりまく人間模様や国家間の確執など読み出したらとまらない。


大事なことはみーんな猫に教わった(そしてもっと)

スージー ベッカー / 飛鳥新社

「私たちが猫から学ぶのは、自分勝手に生きる方法です。自分勝手に生きて許されるにはどうすればいいのか、猫はそれを教えてくれます」と翻訳者の谷川俊太郎さん。新バージョンが出てたのですね。猫のビンキーの得意げな表情がステキ。
「毎日おんなじものを着たって大丈夫。」
「ひとりで楽しむこと」
「呼ばれるたびに、行かなくてもいい。」
「気が変わってどこが悪いのさ。」
猫好きの人にオススメのセルフ・エスティーム本、だと思う。
by wck-news | 2009-12-14 00:00 | 本・映画・DVD

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