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ウィメンズカウンセリング京都        ☆スタッフblog

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2010年 今年のベスト本!

今年は、スタッフ・オススメ本をさぼってしまい、すみませんでした。
でも、『フェミニストカウンセリングの実践』を出版した !!(もう、読んでいただけましたか?) ということで、お許し下さいませ。

とはいえ、少しは挽回をはかるべく、スタッフに今年読んだ本のベスト1を尋ねてみました!年末の忙しい折に、協力してくださったスタッフのみなさん、ありがとうございました☆

ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上)

マイケル サンデル / 早川書房


ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(下)

マイケル サンデル / 早川書房


ハーバード大学のマイケル・サンデル教授の講義を翻訳したもの。功利主義、リバタリアニズム(自由原理主義)、カント哲学、アリストテレス哲学をつなぎ、議論を通して検証する。自己責任論や「戦争責任」をどう考えるかなどを俎上に載せながら人間観、社会観を問い直す。「私たちはどう生きるか」に新しい視点を与えてくれる。
欧米でかつ男性の哲学者だけの紹介が残念だけど。


名もなき受刑者たちへ 「黒羽刑務所 16工場」体験記 (宝島SUGOI文庫)

本間 龍 / 宝島社




オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)

米原 万里 / 集英社


ロシア語通訳として活躍した故米原万里さんの小説。題名からは想像がつかない物語がひろがっています。著者が子ども時代を過ごしたチェコスロヴァキアの学校を舞台としたユーモア小説かと読みだしたら、ミステリアスな展開に一挙に引き込まれ、やがてずしんとした内容に・・・。
ノンフィクションではないのですが、歴史の闇が描かれています。


役にたたない日々 (朝日文庫)

佐野洋子 / 朝日新聞出版


佐野さんが65歳頃から、日々身辺で起きた事、その時の気持ちを、絶妙な言葉に乗せてセキララに、綴っていて「オオー!!そうだ~!」「いいぞう~!」って感じ。怖いほど言い当ててる心境はほぼ同じ。代弁してもらってるみたい。(私も来年同じ年よ~怖~い!\(◎o◎)/)


春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

アガサ・クリスティー / 早川書房


今年は、アガサ・クリスティー生誕120年になる。名探偵ポアロ、ミス・マーブルものはよく知られているが、この小説はメアリ・ウェストマコット名義で1944年に書かれた。質、量ともにこれだけ書ける彼女は、すごい。この小説はフェミニストカウンセラー必読の書である。人間心理はほんとにミステリーだ! 読んだ後で、こわ~くなりますよ!!

出会い系のシングルマザーたち―欲望と貧困のはざまで

鈴木 大介 / 朝日新聞出版


彼女たちは、おそらく男性の鈴木さんだったからこそ、ここまで語れたのかもしれない。もし、「あなたがフェミニストカウンセラ―だから、話しにくいと言われたら…」と思いながら読んだ。残念ながら、そう言われることもあるだろう。いつかちゃんと出会いたいけれども…



最後に、映画をひとつ(下に出ているのは、サントラですが)、

バーレスク オリジナル・サウンドトラック

サントラ / SMJ


現在上映中のミュージカル映画「バーレスク」、最高060.gif
初めて聞いたけど、クリスティーナ・アギレラの歌声は凄い! シェールの声も好き。 
バーレスク・クラブのショー場面は、ゴージャスでとにかくカッコイイ016.gif 
衣装デザインもステキ。スクリーン上だとわかっていても、拍手したくなりました。
監督はカミングアウト・ゲイなのだそうで、ゲイ男性は普通に(?)登場しますが、
レズビアン設定のキャラクターはいなかったなぁ・・・。


☆来年は、オススメ本を含め、ブログ更新をがんばります!
スタッフのみなさん、ご協力をどうぞヨロシク006.gif
by wck-news | 2010-12-29 00:18 | 本・映画・DVD

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