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全国シェルターシンポ in はこだて

DV防止基本計画ベスト10発表!!
全国シェルターシンポinはこだてに行ってきた。


全国シェルターシンポが函館で開催されると知って参加は無理かなと思っていたら、急遽「つれもていこら」の出発となった。私とT、I、Kといういつもの仲間だが、行くことに躊躇していたのにはわけがある。Iの夫が六年前、函館・湯の川温泉で危篤となり、いったんは持ち直し帰郷したものの、そのまま病院に運ばれ一ヶ月後に亡くなった。そんな思い出の詰まった「函館」なのだ。七回忌を済ませたI、辛い過去を心の戸棚に直し、議員研修の名目で行くことを決断したのだった。(でもね、私とTは自費だぜ)。

さて今年のテーマは「DVを許さない!『自治』・『人権』『協働』~当事者女性と子どもの自立を支える」である。基調講演は「垣根を越えるーNGO、行政、地域の連携によるDV防止へ」と題してアグネス・チャンさん(NPO「エイジアン・タスク・フォース」アウトリーチ・プログラム開発責任者)からボストン市、マサチューセッツ州などでの活動からみえるものを提起していただいた。DV防止、とくに女性と子どもに対する暴力の防止にとって、議会や政府への働きかけ、地域の様々な機関と緊密にネットワーク形成は不可欠と体験をもとに力強く語られた。

その後、シンポジウムにうつりコーディネーターに戒能民江さん、シンポジストに片山善博さん(鳥取県知事)、高橋はるみさん(北海道知事)、アグネス・チャンさんというメンバーで進められた。日本の行政のあり方、市民の政治参加のあり方が問われていることなどにも話しは及んだが、「行政と民間が協働で被害当事者女性や子どもたちの支援に取り組む必要がある」という認識で一致した。

翌日はテーマごとの分科会が持たれた。私は県のDV防止基本計画の策定委員だったこともあり、「改正DV防止法と基本計画」の分科会に参加した。あくまでも計画の文章だけでのポイント数ではあるが基本計画ベスト10も発表され、各都道府県での特徴的な施策も示された。検証として「当事者参画は未定着。支援者や親族の安全確保が不十分。マイノリティ対策にはかなりのばらつきがある(特に障害者対応が不十分な県が多い)。財政支援は一部進展。市町村の役割は不明確。危機介入は不十分。地域へは一歩ふみだしの施策展開あり」等の点も指摘された。行政任せの計画ではなく作成運動として取り組んだことの意義を再確認できた。

とりわけ真摯に取り組む行政職の方の発言がよかった。DV防止と被害者支援に向け、民間と行政が連携しナショナルスタンダードを作っていけるかもしれないぞ、と希望の見えた分科会だった。ちなみにベスト10は、鹿児島、北海道、愛知、鳥取、兵庫、岐阜、秋田、千葉、福島、佐賀、岡山、岩手、神奈川でした(同ポイントの県も列記。計画の文章のみの評価で点数が低いからといって施策が遅れているということではない。また民間団体がない県や作成中の県は検証していない)。                                by PON

全国シェルターシンポinはこだての講演内容
はこちらで見ることができます。→):http://www.ourplanet-tv.org/live.html 
by WCK-News | 2006-12-09 00:00 | 日々雑感

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