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スタッフおすすめ本

ザビーナ・シュピールラインの悲劇 ユングとフロイト、スターリンとヒトラーのはざまで

ザビーネ・リッヒェベッヒャー / 田中ひかる訳 / 2009年 岩波書店


 今年読んだ本のなかで、一番印象的な物語だった。2段組み387頁の大著に、64頁の詳細な注がついている。著者の力の入れ方がわかる。ザビーナ・シュピールライン(1885~1942)のことは知らなかったが、この時代にチューリッヒ大学で医学博士号を取得し、精神分析医になったユダヤ人女性である。彼女は19歳のときに精神病院に入院し、ユングが治療を担当し、2人は恋愛関係に。ユングの医者としての倫理違反行為ではある。
 精神分析学会でフロイトと知り会い、ジャン・ピアジェには彼女が精神分析を実施している。1913年第一次世界大戦後、ヨーロッパを去り、生れ故郷のロシアに帰り、侵攻してきたドイツ軍のユダヤ人虐殺の犠牲になって死去。
 この強烈な人生を生き抜いた女性の存在を、今頃知った私の人生の取り返しようのなさに、しばし呆然としました! でも、知らないよりはなにか豊かになった気がする。



クリスマスに少女は還る (創元推理文庫)

キャロル オコンネル / 務台夏子訳 / 1999年、東京創元社



 ミステリ手法によるこういう物語が、昔から好みだったんだと再確認。ニューヨーク州の片田舎で、小児性愛者によって、10歳の2人の女の子が誘拐された。しかし、少女たちは負けていない。奇想天外な果敢な闘い方と2人の勇気。そして、クリスマスのどんでん返しに、子どもだからこその創造力とその純粋無垢なシスターフッドに泣かされる。悲しくもあるけど、女の子っていいなあ… フェミニストカウンセラー必読のミステリ! 




by WCK-News | 2011-12-24 00:00 | 本・映画・DVD

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