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ウィメンズカウンセリング京都        ☆スタッフblog

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スタッフおすすめ本

ひさしぶりにスタッフおすすめ本2冊です。
下の本のリンク作業のために、これまでの紹介本をながめていたら、
面白そうなのに、まだ読んでない本がいろいろありました。
過去の投稿を読むには、右欄のカテゴリ「本・映画・DVD」をクリックして下さいね。

完全不定期になってしまったこのコーナーですが、
スタッフのみなさん、ご協力よろしく!

精子提供: 父親を知らない子どもたち

歌代 幸子 / 新潮社


(2012年7月出版)
このブログにずっと以前紹介されていた『ひそやかな花園』と同じテーマ。AID(非配偶者間人工授精)。これは小説ではなく、AIDによって生まれた当事者と生殖医療を求める不妊の夫婦、医療関係者への取材が中心。日本では60年前に大学病院で、「男性不妊」の解決策のため、医大生の精子を使っていたことから始まったそうだ。「医療」は、不妊を言い渡し、「子どものいない生活か、養子縁組するか、もしくはAID」とただ三択を並べ、「AIDは周囲にも子どもにも秘密にすること」を勧める。
男性不妊ゆえのジェンダー問題も複雑。
大人になってから真実を知ることになった当事者たちは、これまでの人生が崩れ落ち、自分のアイデンティティが半分無くなったようなショックに陥った経験を語る。取材は、養子縁組で子どもを得た家族にまでおよび、「親子」「家族」「子どもの権利」を考えさせられる。



生きのびるための犯罪 (よりみちパン! セ) (よりみちパン!セ)

上岡陽江+ダルク女性ハウス / イースト・プレス


(2012年10月出版)
薬物やアルコールなどの<依存症>の女性たちの回復と社会的な自立を支援する施設を1991年以降仲間とともにやっているハルエさんと仲間たちの語りでできている。DV被害者支援をしている人や子育て支援の関係者に読んでほしい…ひろめたい。
あとがきには「ひっそりと、でも力強く生きのびているあなたに、少しでもこの本が役に立ちますように」と書かれている。とどけたい。


まだ、読めていませんが、『現代思想』の11号「女性と貧困」特集です。

現代思想2012年11月号 特集=女性と貧困

阿部彩 / 青土社


by WCK-News | 2012-11-04 00:00 | 本・映画・DVD

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