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2006年 07月 13日 ( 1 )

親に遺棄された幼児が、タンスから母親の衣服を引っ張り出し、その中で亡くなっていた事件があった。当時それは母親の匂いをもとめての「孤独死」ととらえられた。映画を観ながらその事件を思い出していた。周囲の無関心、おとなの無責任、子どもの生きる力などいろいろ考えることがあった。

2003年3月にNPO法人しんぐるまざーず・ふぉーらむが出した『母子家庭』の仕事とくらし~一人親就労実態調査・就労支援事業報告書』によると、子どもに関しての悩みが目立っている。「どのような就労支援を望むか」という問いに、「病児保育が充実すること」「延長保育・休日保育が充実すること」「一時的に子どもを預かってもらうこと」「保育所が整備されること」と、5割から3割の回答者が要望している。

自分自身の経験も思い出される。子どもたちが続けさまにインフルエンザに罹ったが、転職したばかりで遅刻は出来ても休むことが出来ず、当時は珍しかった地域の病児保育所に車で30分かけて二人の子どもを預けに行ったことがあった。保育前に女性の小児科医が診てくれるシステムだった。3日目くらいだったろうか、診察したあと、その小児科医が言った。「まだ仕事は休めませんか? 子どもは無理してるよ。こじらせる危険がある。」

この言葉がなければ、子どもを自宅でゆっくり休ませることを考えられず、がむしゃらに仕事に行くことを死守した自分があったかもしれない。YOUの演じる母親と、自分の若い頃が地続きでつながった。「母親の無責任」非難では終わらせたくない。
                                    (WCKニュース第34号より転載)
by wck-news | 2006-07-13 00:03 | 本・映画・DVD

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