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ウィメンズカウンセリング京都          ☆スタッフblog

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2010年 04月 17日 ( 1 )

お待たせしました。4月のスタッフ・オススメ本です。
協力してくれたスタッフの皆さま、ありがとう!

フランスの子育てが、日本よりも10倍楽な理由

横田 増生 / 洋泉社


「先進国でフランスだけが出生率を2.0以上に回復できたのはなぜ?」
「無職のシングルマザーでも四人の子どもを育てられる国と共働きでも子育てに経済的な不安を感じてしまう国の違いとは?」
先進国の出生率は、ライフスタイルの自由度と生きやすさの指数であることがよく分かるルポルタージュである。フランス国民になれたら、今からでも子育てしたいと思ってしまった。
日本とフランスは、少子化対策のあり方はもちろんのこと、高い税率や税金の使いみちに対する国民の意識、人生観までが大きく違う。フランス社会の根底にある、社会的連帯の思想と「人間は、家庭と仕事のどちらも満たされた時に幸せになる」という価値観に基づく充実した福祉制度、週35時間というワークライフバランスを当然とした労働のあり方、所得再配分の手厚さなどの国家政策を知ると、近頃日本を闊歩している自己責任論がとても薄っぺらい人間観や人生観から成り立つものであるのかがあらわになる。


必死のパッチ (幻冬舎文庫)

桂 雀々 / 幻冬舎


落語家・桂雀々の「動物園」は、なかなかのものである。ドキドキ感が素晴らしく良い。なんでだろうと思っていたら、この自伝を読んでよくわかった。落語家をめざすきっかけは中2のとき、ラジオで聞いた桂きん枝の「狸の賽」と桂枝雀の生落語というが、それまでの体験がすごい。1960年生まれの著者が小学6年生の5月、朝から晩まで働いていた「オカン」が家を出た。競艇、チンチロリンに明け暮れ借金だらけの「オトン」は一年後、中学生になったばかりの少年を置き去りにした。「オトン」が家を出てからも借金取りの怖い「オニイサンたち」の取り立ては続く。電話、ガス、電気と次々に止まり真っ暗な夜がくる。「普通は頭の中や心の中で思うことも言葉にしないと、本当に立っていられなくなるような恐怖心」のただ中、またもや「オニイサンたち」が現れる。「親父出さんかいっ!」と罵声が飛ぶ。「突然涙が溢れ始め、ボクはわんわんと大きな声を出して泣いてしまった」・・・。(またもや、続きは読んでね)


もうひとつの青春―同性愛者たち (文春文庫)

井田 真木子 / 文芸春秋


「動くゲイとレズビアンの会(アカー)」のメンバーを取材したルポルタージュである。1991年に始まった「府中青年の家事件」裁判の過程、1993年のベルリンで開かれた国際エイズ会議のできごと、サンフランシスコでのプライドパレードと人種差別、そして実名で発言してくれた7人の男性同性愛者の「以前、以後」などが丁寧で真摯な取材で紡がれていく。セクシュアルマイノリティの抱える心理的葛藤を伝えてくれるだけでなく、読むものに「差別」とは、「共に生きる」とは何かを問い続ける。


もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

岩崎 夏海 / ダイヤモンド社


高校野球部のマネージャーみなみと親友の夕紀、そして野球部の仲間たちが、ドラッカーの教えをもとに力を合わせて甲子園を目指す青春物語。
ドラッカーの「マネジメント」とは、「経営学の父」と呼ばれているP.F.ドラッッカーが1973年に著した「組織経営」についての本である。
みなみがこの本に出会い、この本が野球部を強くするのに役立つことに気づき、実行していく話で、随所にこの本の引用がある。
経営学の本と熱血青春物語の合体というアイデアがすごいし、小説としても一気に読んでしまえる面白さ。みなみと夕紀の友情には泣いてしまった。
そして、組織とは何かを問う、人が集まっているすべての組織で役立つ本である。




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by wck-news | 2010-04-17 00:00 | 本・映画・DVD

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