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2011年 04月 30日 ( 2 )

上村知花さんのエッセイ連載のご挨拶     井上摩耶子

 知花さんの小説『想い出』の連載をすでにはじめていますが、エッセイ『心の音』の連載をはじめます。去年12月、知花さんは「今年いちばんやったーと思えたことは、小説を沢山書いたこと」と言った。小説を書く合間に、ここに連載する7編のエッセイが完成しました。知花さんによれば、小説がスランプで書けないときに、エッセイを書きはじめたとのことでした。ある日、「この頃、社会的なテーマを訴える『心の声』が多くなってるな。声に出して言えないことを書いている」と話してくれた。カウンセラーとしては、「うん、うん。いいですねえ…」とうなずくところである。
 総タイトルが『心の音』で、「虹」「明日への扉」「後悔しない生き方」「悲哀」「人形」「悲愴」「藍色の瞳」と続きます。どうぞ、お楽しみください。

⇒⇒⇒エッセイ「虹」へ 
続きは順にUPいたします。
まとめて読まれる方は右側のカテゴリ欄<知花さんのエッセイ『心の音』>をクリックして下さいね。
 


by wck-news | 2011-04-30 00:00 | 知花さんのエッセイ『心の音』
☆初めての方は、こちらもあわせてお読みくださいね。
⇒⇒⇒「上村知花さんの小説連載のご挨拶(井上摩耶子)」
⇒⇒⇒「上村知花さんのエッセイ連載のご挨拶(井上摩耶子)」



落ち込んで元気が出ない時はどうしたらいい? 『元気出して』なんて励ましの言葉は、余計に辛くて…。このまま未来がないようにさえ思える。

嵐のような雨が君の肩を濡らすなら、私が虹になって君の笑顔を誘うよ。雨はいつかやむ。そうしたらまたお日様が輝くから。空を見上げれば明るいから。だから泣かないでよ。君の涙は誰よりも傷いよ。苦しいよ。切ないよ。君が笑顔を見せたなら、私はきっと胸躍る。君の笑顔ほど大切なものはない。私の、宝物。大事だから、また笑ってね。君といられれば、幸せだから。隣で一緒に笑い合いたい。いつまでも。一生一緒。離れたくない。命ある限り。

思い出の写真。それを見るたびに思い出す。泣いてない? 大丈夫? 私がいるよ。

辛い時、一人でいないでね。考えれば考えるほど頭の中は暗くなる。でも、そばに誰かがいれば…安心だよ。一人じゃないって思えるから。そう思うだけで涙が出そうなくらい安らぐんだよ。心が軽くなる。

いつでも話聴くよ。弱くたっていい。弱音吐いていい。相談して。説明がわけ分からなくなってもいい。完璧に気持ちを理解 なんて誰にもできないけど、少しくらいなら分かるから。私も感じたことのある感情。

一人じゃないから。

いつも気丈でいなくていい。時には休むことも必要。

遠慮ばかりして人のことばかり考えてない? 気にしてない?
自分のこと、もっと大事にして。『自分のあるべき場所』。
そんな難しいこと考えないで。答えはじきに出て来るから。今焦って出さなくていいんだ。みんなみんな後になって気付くんだから。君だけじゃない。君だけじゃないよ。

分かってるけど…。
心と身体が別々の時がある。どっちに従えばいいの? 答えは心。一番正直なのは、心だよ。針のような傷みを感じたら、休もう。身体が嫌がっても、本当に傷付いているのは心だから。大切にしたいひとりひとつの心。代わりはないから壊さないでね。

小さな声が聞こえます。小さななにかが叫んでます。その正体はなに? 私も知っているモノ。
『弱さ』。

それは、最後の君からのSOS。限界ギリギリの君の、心の訴え。これだけは無視しないで。君がいなくなる。君らしい君が消えてしまう。

最後の涙、枯らさないで。我慢しすぎだよ。私は君の涙を知らない。君の素顔を知らない。

さらけ出して。嘘が嫌いな君のこと。偽りたくなんかないはず。不器用な君のこと。きっと無自覚。素顔を見せられないはず。だからこそ、君は貴重な存在なんだ。君の本当の笑顔と涙。いつかそれが向けられるよう。

強くなくていい。今の君が好き。頑張ってる姿に何度勇気もらった? 私も頑張りたい。君だけに背負わせたりしないよ。一緒に世界を知ろうよ。

君になら私のすべてを託せる。望むのならば、この身体だって捧げよう。けれど…心は渡せない。叶うならあげたいけれど、そんなことはできないから。心は交換できないから。…なによりも大切なもの。
君は、誰よりも大切な存在だよ。私にとってなくてはならないただひとりの人。心と同じだね。そこに居るのが当たり前。在るのが当たり前だから、気付けないんだ。いつもありがとう。感謝してるよ。

そんな不安な顔しないで。君にそんな顔されたら、私はどうしたらいいの?
どんな慰めの言葉も今はなんの意味も持たない。
泣きそうな顔。辛い表情。だからって、涙を堪えられても…どうしようもない。悲しい顔も傷いけど、無理して笑っているのを見るのも傷いよ。笑っている君自身も辛いんでしょ?
私が泣いていた時、君はいつも私を元気付けてくれた。また笑顔を咲かせてくれたんだよ。私が今ここにいられるのも、みんなみんな君のお陰なんだ。だから…ひとりで泣かないでね。君が泣くなら、私も一緒に泣くから。そして、そんな日があったことをいつかふたりで話そう。その時、また笑顔でいられるように。

THE END.

⇒⇒⇒エッセイ『心の音』(2)「明日への扉」へ




by wck-news | 2011-04-30 00:00 | 知花さんのエッセイ『心の音』

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