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2011年 11月 18日 ( 1 )

スタッフオススメ本

音もなく少女は (文春文庫)

ボストン テラン / 文藝春秋


ボストン・テラン著『音もなく少女は』田口俊樹訳、文春文庫、2010年
生涯にそう出会えるとは思えない本だ。ミステリーの域をはるかに越えているが、そこに分類されているのがミステリーファンとしてはこたえられない。原著タイトルは『ウーマン』。虐待を受けた3世代にわたる女性のシスターフッド物語。こらえても溢れる涙と共感! 作者が男性なのも衝撃である。


神は銃弾 (文春文庫)

ボストン テラン / 文藝春秋


ボストン・テラン著『神は銃弾』田口俊樹訳、文春文庫、2001年
こっちが処女作。カルト教団、麻薬・銃器密売、殺人、拉致、虐待、レイプ、そして神。カルト教団から脱出し、麻薬依存症、性暴力からのサバイバー、ケイス・ハーディンは、 「神は白人で、男なんだよ。あたしの意見を言えば、それこそ、そもそもの罪だ」と。そして、彼女は「銃弾こそが神だ」と言う。フェミニストカウンセラーとしても、ケイスの存在に深い救いを感じる。


セクハラの誕生: 日本上陸から現在まで

原山 擁平 / 東京書籍


原山擁平著『セクハラの誕生――日本上陸から現在まで』東京書籍、2011年
1986年に起きた「西船橋駅ホーム転落事件」、1987年の「福岡セクハラ裁判」を中心に、日本でのセクハラの歴史を、なかなか面白い手法でひも解いている。2つの事件に関わったサバイバー、弁護士、サポーター、学者、評論家たちのパーソナルヒストリーを織り交ぜながら、その時代的背景(流行っていた大衆文化にも言及)のなかで「セクハラ」を論じているが、「現在」までは論じきれていないようだ。読後、フェミニストカウンセリングと、裁判でのフェミニストカウンセラーによるアドヴォケイトの必要性を痛感した。





by WCK-News | 2011-11-18 00:00 | 本・映画・DVD

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