人気ブログランキング |

ウィメンズカウンセリング京都          ☆スタッフblog

wcknews.exblog.jp
ブログトップ

カテゴリ:本・映画・DVD( 49 )

スタッフオススメ本

オススメ本、不定期UPですが・・・。

技法以前-べてるの家のつくりかた (シリーズケアをひらく)

向谷地 生良 / 医学書院


「問題」を個人に還元せず、「場」に返す。「何をしなければならないか」ではなく「何をしてはしてはいけないか」にスポットを当てる・・・べてる流はここにあると見た。「ヒト=『男』」を中心に据えた近代の価値観は終焉をむかえつつあるのかもしれない。


奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録

石川 拓治 / 幻冬舎


「技法以前」を読んだら読みたくなって購入した。改良に次ぐ改良を重ねたリンゴは虫のつきやすい果樹という。農薬を一切使わないリンゴが生まれるまでの涙と汗と笑いが詰まっている一冊。木村秋則さんのヘンコともいうべき試行錯誤の末の観察力に驚かされる。多様な虫とふわふわの土。太陽と風と雨。リンゴの木に果実がなるという奇跡。「自然」への畏怖だけでなく、人は相互の関係性の中で生きているのだと実感させてくれる。
by wck-news | 2011-07-04 00:00 | 本・映画・DVD
東京経済大学の渡辺潤さんがご自身のHP書評欄で『フェミニストカウンセリングの実践』を取りあげてくださいました!

⇒⇒渡辺さんのHPで読まれる方は、こちらです。


・井上摩耶子さんはフェミニスト・カウンセラーで、この欄でもすでに2度、彼女の本の紹介をしてきた。最初は『フェミニスト・カウンセリングへの招待』(1998)で、2回目は『ともにつくる物語』(2000) だから、『フェミニスト・カウンセリング』 は10年ぶりに出された本ということになる。しばらくぶりの出版で、彼女は編者として10人を越える執筆者をまとめている。これを読むと、「フェミニスト・カウンセリング」という仕事がこの十数年間で実体化し、社会的な役割を果たすようになってきたことがよくわかる。

・この本の著者の多くが所属する「ウィメンズ・カウンセリング京都」(WCK)は1995年に立ちあげられた。2006年にはスタッフが10万円ずつ出資して株式会社として運営されている。カウンセリングを受けに来る人も、対応するカウンセラーも女で、そこで取り組まれるのは「ドメスティック・バイオレンス」(DV)や「セクハラ」、そして「強姦」といった問題が多いようだ。

・この種の問題を抱える女たちの相談に乗り、アドバイスをするためには、カウンセラーはやはり、女である必要がある。その理由は、加害者の大半が男であること、男には話しにくい内容であること、男の立場や固定観念から解釈され、判断されてしまいがちであることなどにある。そして、「フェミニスト」と名のつくカウンセリングである最大の理由は、相談にやってくる人たちに、問題に対する責任が自分にではなく加害者にあり、さらには、その基盤に家父長制度以来の男中心社会を正統なもの、当たり前のものとする考えがあることを理解させることにあるからだ。

・たとえば、セクハラや強姦といった問題に際してよく言われることに、男を刺激する態度や外見が原因になったのではないかとか、男の性欲は生理的なものだから、その気にさせない用心が女にも必要なのだといった主張がある。僕も女子学生たちの服装や無警戒な態度に気づくことがよくある。歳のせいか、その都度、話題にして「気をつける方がいいよ」と言ったりするが、しかし、だからと言ってセクハラや強姦にあう責任の一端が女の方にもあるとは思っているわけではない。男は確かに、性的な興味を目の前にいる女に抱くことはある。しかし、それを自覚することと、そのことをきっかけに行動に移すことの間には、限りなく大きな断絶がある。それは、誰かを殺したいと思うことと、実際に行動することの違いにあるものと同等のもののはずである。

・フェミニスト・カウンセリングはだから、相談に来た人たちに、女が置かれた立場や性や暴力についての社会通念の不当さを理解させるが必要になる。彼女たちはしばしば、そんな社会通念を内面化し、そこから、自分の責任を痛感して、自責の念に囚われたりしてる場合が多い。そして、経験したことについて、それを自分のことばで表現し、自分で判断する力を持っていない人が大半のようだ。だから、フェミニスト・カウンセリングにとって大事なことは、何より被害者である女たちが、その不当さを自覚し、加害者や社会に向かってそれを訴える力を付与させること(エンパワーメント)にある。

・この本を読んでいて気づくのは、カウンセリングが何よりコミュニケーションであるこということだ。コミュニケーションの理想は、互いが共感しあうことにあるが、それはまた、互いが違う個別の人間であることを前提にしてはじめて意味のあるものになる。よりよいコミュニケーションは分離を前提にした結合を目指すところに生まれ、上下や優劣ではなく、平等な関係を基本にしたところにこそ実現する。コミュニケーション能力の必要性がよく話題にされるが、いつも気になるのは、その中に、このような視点を見つけにくいということだ。その意味で、「フェミニスト・カウンセリング」には特殊な状況に追い込まれた一部の女たちにとってだけではない、もっと一般的な意味で重要なコミュニケーション能力の身につけ方が模索され、実践され、獲得されているように思う。

by wck-news | 2011-04-25 19:26 | 本・映画・DVD
スタッフオススメ本です!
「毎月」という当初のもくろみが崩れつつありますが、お許し下さいね。

日本奥地紀行 (平凡社ライブラリー)

イザベラ バード / 平凡社


明治初期、イギリス人女性が通訳ひとりを付けて江戸から日光をぬけて新潟、秋田、青森、北海道へと一人旅をしています。
イザベラさんのまなざしが率直なのがいいです。当時の人々の様子がよくわかります。
彼女が困ったことは行く先々で好奇の目で見られ大勢の人に取り囲まれたことと、
宿屋がどんなに高級でも蚤、シラミだらけということでした。
蚤、シラミは時代劇には描かれていないよお!!害虫駆除は近代化と共に進んできたけど、薬害も連れてきたんですね。


ガール

奥田 英朗 / 講談社

ガール (講談社文庫)

奥田 英朗 / 講談社


働く30代の女性を主人公にした短編集。主人公は仕事ができて、自己主張もできて・・・というかっこいい女性ばかり。かっこよすぎて私とは違う世界の女性たちとも思うけれど、それでもこの本が好きなのは、読み終わるとすっきりするからだと思う。働く女性が職場で遭遇するもやもやする出来事に対して主人公が悩み、怒り、壁にぶつかりながらも、乗り越えていく姿が本当にかっこいい。共感して、泣いてしまう。「ヒロくん」という作品が一番のお気に入りです。


すーちゃん (幻冬舎文庫 ま 10-2)

益田 ミリ / 幻冬舎

結婚しなくていいですか。―すーちゃんの明日 (幻冬舎文庫)

益田 ミリ / 幻冬舎


ゆる~い絵柄のマンガだけど、深いいマンガです。なにげないセリフにぐっときます。



ひそやかな花園

角田 光代 / 毎日新聞社


幼いころ、毎年訪れていたサマーキャンプのきらめく思い出。
ともに過ごした7人の子どもたち。
でも、キャンプは突然中止され、親たちは語ってくれない。
あれは、いったい何だったのか・・・最初は謎解き。
やがて、現代の「家族」について考えさせられる展開に。
毎日新聞日曜版の連載小説で、毎回楽しみに読んでいました。
ただし、ある立場の人にとっては重たいテーマかもしれません。
by wck-news | 2011-04-15 00:00 | 本・映画・DVD

ふぇみんの書評

フェミ・ジャーナル「ふぇみん」の1月25日号に『フェミニストカウンセリングの実践』の書評が掲載されました。
ふぇみんのウェブサイトでも読めます!
リンクしておきますね。
★☆★こちらからフェミンのページに飛べます★☆★
by wck-news | 2011-02-14 00:00 | 本・映画・DVD
WAN(ウィメンズアクションネットワーク)の本のコーナー<著者・編集者からの紹介>ページに『フェミニストカウンセリングの実践』の編者として井上摩耶子が投稿しています。

★☆★こちらからWANのページに飛びます!★☆★

以下に広告が出ることがありますが、 ブログの自動機能によるものであり、ウィメンズカウンセリング京都とは無関係です。ご注意ください。


by wck-news | 2011-01-30 00:00 | 本・映画・DVD

1月のオススメ本

1月ももうあと1週間ですが・・・。
スタッフオススメ本コーナーです。

その後の不自由―「嵐」のあとを生きる人たち (シリーズケアをひらく)

上岡 陽江 / 医学書院


当事者研究は、カウンセラーやアドヴォケイターなど支援する側も必要なことだと思った。



仲蔵狂乱 (講談社文庫)

松井 今朝子 / 講談社


歌舞伎の歴史がわかる一冊。役者世界で性暴力が支配の手段であったこともよくわかる。



満月をきれいと僕は言えるぞ

宮田 俊也 ・山元加津子/ 三五館


著者は二人とも特別支援学校の教諭である。山元さん(かっこちゃん)は2009年2月に脳幹出血で倒れた宮田さん(宮ぷー)を宮ぷーの妹とともに支えている。宮ぷーはロックト・イン・シンドロームの状態(思いをしっかりと持っていながら、体のどこも動かないために、自分の思いを伝達する方法がなく、心が閉じ込められた状態)だったが、ゆっくりながら奇跡的な回復を続け、動き出した頭や指の動きを意思伝達装置につなげ、言葉を紡ぎだすようになった。宮ぷーは意思伝達装置レッツ・チャットでこう言った。「このほんでだれもがいいたいことがあるとわかってください」と。かっこちゃんは言う。「(意思伝達の方法や意思伝達装置の存在を)ただ、知らないというそれだけのために、たったそれだけの理由のために、何年も何十年もの長い間、心を閉じ込めて、目の前の人に大好きと言えない。ありがとうと言えない。さびしかったと言えない。心が通わせられない。そんなことがあっていいはずはないのです。」と。この物語は宮ぷーや仲間がヘッドライトの光となって、すべての人が気持ちを伝えられるように暗闇の中を照らしながら突き進む物語である。
by wck-news | 2011-01-25 00:00 | 本・映画・DVD
今年は、スタッフ・オススメ本をさぼってしまい、すみませんでした。
でも、『フェミニストカウンセリングの実践』を出版した !!(もう、読んでいただけましたか?) ということで、お許し下さいませ。

とはいえ、少しは挽回をはかるべく、スタッフに今年読んだ本のベスト1を尋ねてみました!年末の忙しい折に、協力してくださったスタッフのみなさん、ありがとうございました☆

ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上)

マイケル サンデル / 早川書房


ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(下)

マイケル サンデル / 早川書房


ハーバード大学のマイケル・サンデル教授の講義を翻訳したもの。功利主義、リバタリアニズム(自由原理主義)、カント哲学、アリストテレス哲学をつなぎ、議論を通して検証する。自己責任論や「戦争責任」をどう考えるかなどを俎上に載せながら人間観、社会観を問い直す。「私たちはどう生きるか」に新しい視点を与えてくれる。
欧米でかつ男性の哲学者だけの紹介が残念だけど。


名もなき受刑者たちへ 「黒羽刑務所 16工場」体験記 (宝島SUGOI文庫)

本間 龍 / 宝島社




オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)

米原 万里 / 集英社


ロシア語通訳として活躍した故米原万里さんの小説。題名からは想像がつかない物語がひろがっています。著者が子ども時代を過ごしたチェコスロヴァキアの学校を舞台としたユーモア小説かと読みだしたら、ミステリアスな展開に一挙に引き込まれ、やがてずしんとした内容に・・・。
ノンフィクションではないのですが、歴史の闇が描かれています。


役にたたない日々 (朝日文庫)

佐野洋子 / 朝日新聞出版


佐野さんが65歳頃から、日々身辺で起きた事、その時の気持ちを、絶妙な言葉に乗せてセキララに、綴っていて「オオー!!そうだ~!」「いいぞう~!」って感じ。怖いほど言い当ててる心境はほぼ同じ。代弁してもらってるみたい。(私も来年同じ年よ~怖~い!\(◎o◎)/)


春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

アガサ・クリスティー / 早川書房


今年は、アガサ・クリスティー生誕120年になる。名探偵ポアロ、ミス・マーブルものはよく知られているが、この小説はメアリ・ウェストマコット名義で1944年に書かれた。質、量ともにこれだけ書ける彼女は、すごい。この小説はフェミニストカウンセラー必読の書である。人間心理はほんとにミステリーだ! 読んだ後で、こわ~くなりますよ!!

出会い系のシングルマザーたち―欲望と貧困のはざまで

鈴木 大介 / 朝日新聞出版


彼女たちは、おそらく男性の鈴木さんだったからこそ、ここまで語れたのかもしれない。もし、「あなたがフェミニストカウンセラ―だから、話しにくいと言われたら…」と思いながら読んだ。残念ながら、そう言われることもあるだろう。いつかちゃんと出会いたいけれども…



最後に、映画をひとつ(下に出ているのは、サントラですが)、

バーレスク オリジナル・サウンドトラック

サントラ / SMJ


現在上映中のミュージカル映画「バーレスク」、最高060.gif
初めて聞いたけど、クリスティーナ・アギレラの歌声は凄い! シェールの声も好き。 
バーレスク・クラブのショー場面は、ゴージャスでとにかくカッコイイ016.gif 
衣装デザインもステキ。スクリーン上だとわかっていても、拍手したくなりました。
監督はカミングアウト・ゲイなのだそうで、ゲイ男性は普通に(?)登場しますが、
レズビアン設定のキャラクターはいなかったなぁ・・・。


☆来年は、オススメ本を含め、ブログ更新をがんばります!
スタッフのみなさん、ご協力をどうぞヨロシク006.gif
by wck-news | 2010-12-29 00:18 | 本・映画・DVD
性暴力を許さない女の会20周年イベント報告集
『「性暴力禁止法」をつくろう!』が出版されました。
f0068517_2193564.jpg
2009年に大阪で開かれたイベントの報告集です。

当日、多くの人に感銘を与えたサバイバーの生の証言と、
弁護士の角田由紀子さん、精神科医の小西聖子さん、
ポルノ・買春問題を考える会の二瓶由美子さんなど
第一線で性暴力被害者支援に取り組むパネラーの講演を
そのまま収録しています。

さらに資料として「諸外国の法律と制度」
性暴力を許さない女の会のスタッフによる
討論をまとめた「私たちの求める性暴力禁止法とは」
といった新たな情報も加えた1冊です。

「私たちの声で、実効力のある性暴力禁止法を
つくらねば」と感じているすべての人に、
ぜひ読んでいただきたいと思います。

A4版96ページ 定価1200円

お求めは性暴力を許さない女の会まで
http://no-seiboryoku.jimdo.com/

WCKでも販売しています!
by wck-news | 2010-11-17 00:00 | 本・映画・DVD

8月のオススメ本

オススメ本をしばらくサボってしまいました。ごめんなさい。
推薦をいただいたので、とりあえず、1冊。

ちょんまげぷりん (小学館文庫)

荒木 源 / 小学館



180年前の江戸時代からタイムスリップした侍が、シングルマザーの家に居候するうちに、家事を担い、料理のレパートリーを増やし、人気パティシエに。
気楽に読める面白く楽しい話だが、働くということはどういうことか、人生で何を大切にするかを考えることになって、それでいて肩の力が抜けて、いい感じ。
錦戸亮主演で、今夏映画化されている。


エキサイトブログの自動機能でトップの記事に7月から広告が入るようになったので、下に広告が入るかも、ですが、WCKとは関係はありません。
過去の記事も、読んでいただくときに勝手に広告が出てくることがあります。
ご注意ください。



by wck-news | 2010-08-15 00:00 | 本・映画・DVD
お待たせしました。4月のスタッフ・オススメ本です。
協力してくれたスタッフの皆さま、ありがとう!

フランスの子育てが、日本よりも10倍楽な理由

横田 増生 / 洋泉社


「先進国でフランスだけが出生率を2.0以上に回復できたのはなぜ?」
「無職のシングルマザーでも四人の子どもを育てられる国と共働きでも子育てに経済的な不安を感じてしまう国の違いとは?」
先進国の出生率は、ライフスタイルの自由度と生きやすさの指数であることがよく分かるルポルタージュである。フランス国民になれたら、今からでも子育てしたいと思ってしまった。
日本とフランスは、少子化対策のあり方はもちろんのこと、高い税率や税金の使いみちに対する国民の意識、人生観までが大きく違う。フランス社会の根底にある、社会的連帯の思想と「人間は、家庭と仕事のどちらも満たされた時に幸せになる」という価値観に基づく充実した福祉制度、週35時間というワークライフバランスを当然とした労働のあり方、所得再配分の手厚さなどの国家政策を知ると、近頃日本を闊歩している自己責任論がとても薄っぺらい人間観や人生観から成り立つものであるのかがあらわになる。


必死のパッチ (幻冬舎文庫)

桂 雀々 / 幻冬舎


落語家・桂雀々の「動物園」は、なかなかのものである。ドキドキ感が素晴らしく良い。なんでだろうと思っていたら、この自伝を読んでよくわかった。落語家をめざすきっかけは中2のとき、ラジオで聞いた桂きん枝の「狸の賽」と桂枝雀の生落語というが、それまでの体験がすごい。1960年生まれの著者が小学6年生の5月、朝から晩まで働いていた「オカン」が家を出た。競艇、チンチロリンに明け暮れ借金だらけの「オトン」は一年後、中学生になったばかりの少年を置き去りにした。「オトン」が家を出てからも借金取りの怖い「オニイサンたち」の取り立ては続く。電話、ガス、電気と次々に止まり真っ暗な夜がくる。「普通は頭の中や心の中で思うことも言葉にしないと、本当に立っていられなくなるような恐怖心」のただ中、またもや「オニイサンたち」が現れる。「親父出さんかいっ!」と罵声が飛ぶ。「突然涙が溢れ始め、ボクはわんわんと大きな声を出して泣いてしまった」・・・。(またもや、続きは読んでね)


もうひとつの青春―同性愛者たち (文春文庫)

井田 真木子 / 文芸春秋


「動くゲイとレズビアンの会(アカー)」のメンバーを取材したルポルタージュである。1991年に始まった「府中青年の家事件」裁判の過程、1993年のベルリンで開かれた国際エイズ会議のできごと、サンフランシスコでのプライドパレードと人種差別、そして実名で発言してくれた7人の男性同性愛者の「以前、以後」などが丁寧で真摯な取材で紡がれていく。セクシュアルマイノリティの抱える心理的葛藤を伝えてくれるだけでなく、読むものに「差別」とは、「共に生きる」とは何かを問い続ける。


もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

岩崎 夏海 / ダイヤモンド社


高校野球部のマネージャーみなみと親友の夕紀、そして野球部の仲間たちが、ドラッカーの教えをもとに力を合わせて甲子園を目指す青春物語。
ドラッカーの「マネジメント」とは、「経営学の父」と呼ばれているP.F.ドラッッカーが1973年に著した「組織経営」についての本である。
みなみがこの本に出会い、この本が野球部を強くするのに役立つことに気づき、実行していく話で、随所にこの本の引用がある。
経営学の本と熱血青春物語の合体というアイデアがすごいし、小説としても一気に読んでしまえる面白さ。みなみと夕紀の友情には泣いてしまった。
そして、組織とは何かを問う、人が集まっているすべての組織で役立つ本である。




※以下の広告は自動機能によるものであり、ウィメンズカウンセリング京都とは無関係です。ご注意下さい。


by wck-news | 2010-04-17 00:00 | 本・映画・DVD

フェミニズムの視点にたった女性のためのカウンセリングルーム、ウィメンズカウンセリング京都のスタッフブログです。最新の講座情報やスタッフの雑感などをお届けしています!


by WCK-News